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Channel: Ken | KEN書店
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解説考察『東京都同情塔』―テーマ、伝えたかったこと、ラストの意味を分かりやすく―

はじめに「批評性ある作品」 『東京都同情塔』は、第170回芥川賞受賞作で、多くのテーマを扱った批評性やメッセージ性にあふれる作品だ。 リンク とはいえ、僕個人としては、ややテーマにまとまりを感じられず、作者は何が言いたいのか、作品が伝えようとしていることは何なのか、正直あまり見えてこなかった。...

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解説「平安時代の結婚形態と特徴」一夫多妻は間違い?―『源氏物語の結婚』より―

はじめに「一夫多妻は間違い?」 きっと多くの人が、学校の授業でこう習った。 「平安時代、貴族の結婚は一夫多妻制で、一人の男性には複数の妻がいました」 もしもあなたがアホな男子生徒だったなら、 「いいな~、俺も平安貴族みたいに沢山の女の子とつきあいてえよ~」 と、みっともない妄想を膨らましただろうし、もしもあなたが真面目な女子生徒だったなら、 「なんてこと! 当時の女性に人権はなかったの!?」...

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解説・考察「源氏物語の“リアリティ”がスゴい」―設定、人物、感情が超リアル!―

はじめに「源氏物語のスゴさ」 『源氏物語』は1001年~1008年の間に、紫式部によって執筆された日本の古典を代表する長編物語だ。 日本人であれば誰もが知るこの物語だが、 「源氏物語って何がそんなにスゴいの?」 そうした質問に明確に答えられる人は、ひょっとしたら少ないかも知れない。 僕なりの回答を一言でいえば、 「平安時代としては、とにかく斬新で画期的だった」 となる。...

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解説「人間が言葉を使えるのはなぜか、どうやって習得するのか」『言語の本質』より

人が言葉を使えるのはなぜ? だれもが普段なにげなく使っている言葉。 あなたはそれを、いつから使えるようになったのだろう。 一般的に人は生後9~10ヶ月くらいから「ばぁ」とか「まんまぁ」とかしゃべるようになり、1歳半くらいまでに意味のある単語をしゃべるようになると言われている。 だけど、そもそも、どうして人間は「言葉」を使うことができるのだろう。...

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内容解説『日本文学史序説』(加藤周一)―あらすじ・要点を分かりやすくまとめる―

はじめに「本書について」 日本文学史序説は、日本の文学者で批評家の加藤周一の代表作だ。 タイトルは「文学史」をうたっているが、ここに収録されているのは文学に限らず、哲学、宗教、歴史書といった具合に、日本の思想全般を幅広く網羅している。 そのため、「文学史」というよりも「日本思想史」といったほうが実態に良くあっている。(しかし、本人は頑なに「文学史」であることを強調している)...

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解説「源氏物語の男達はクズで気持ち悪いのか?】※『源氏の男はみんなサイテー』より

はじめに「源氏の男たちはクズ?」 『源氏物語』といえば、日本を代表する古典である。 その“凄さ”は語りだせばキリがない。(詳しくはこちら 解説まとめ「源氏物語の凄さ、人気の理由、なぜ読み継がれたかを分かりやすく簡単に」 ) 日本人だけでなく、世界からも高い評価を得ている。 ただ『源氏物語』と聞いて、次のように思う人もまた多い。 「源氏物語? ああ、クズたちが沢山でてくる話でしょ?」 「光源氏?...

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解説書評『一億三千万人のための歎異抄』(高橋源一郎)—魅力と特徴を考察・レビュー

解説「本書の魅力や特徴」について 『歎異抄』は鎌倉時代後期に書かれた、日本の仏教書である。 作者は浄土真宗の開祖 親鸞……の、弟子の唯円。 「お師匠様は、かつて、こんなことをおっしゃっていました」 と、親鸞の教えを、唯円の視点で記した一冊である。 ……と、改まったこんな説明は、実際のところ不要だと思う。...

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解説・考察『誰でもよいあなたへ』(伊藤潤一郎)—投壜通信というモチーフ—

作者「伊藤潤一郎」について 1989年生まれ、千葉県出身の哲学者。 本書「誰でもよいあなたへ」を出版現在、新潟県立大学国際地域学部講師を務めている。 著書には『ジャン=リュック・ナンシーと不定の二人称』など、主に「大陸系哲学」に関する著書が多い。  スポンサーリンク 書評「投壜通信というモチーフ」...

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解説考察『自他の間あい』(鷲田清一)の内容を分かりやすくシンプルに解説!

はじめに「自他の関係を見つめ直す良書」 「自他の間合い」は、論理国語の教材として採用された文章であり、哲学者の鷲田清一の著書『「聴く」ことの力』の一節である。 リンク この文章は、現代の「個人主義」に対する批判であり、この生きにくい時代を生き抜くために、必要なことが書かれた文章だといっていい。...

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解説『日本人の自然』の内容を分かりやすく簡単にまとめ・200字要約!

はじめに「日本人の世界観を知れる良書」 「日本人の自然」は、論理国語の教材として採用された文章であり、精神病理学者の木村敏の著書『自分ということ』の一節である。 リンク この文章は、行き過ぎた“近代化”に対する批判であり、ひいては日本人が失ってしまった精神世界を取り戻すきっかけともなる文章だといえる。。...

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